ロベルト・ロッセリーニ監督の弟は作曲家
- 2019/12/01
- 00:00
ピアノ教室きもの着付け教室アロマサロンをしております (*^_^*)
戦後社会の現実を描いたイタリア・ネオレアリズモ傑作集
本日も イタリア映画3大巨匠名作集
ネオレアリズモは ファシズム ナチズムに抵抗し
市民の現実を描写したドキュメンタリー調の映画
こうした作品を観て 世界が通って来た戦争の道を
現代の私たちも深く考えることができます

1946年 ロベルト・ロッセリーニ監督
「Paisa (戦火のかなた)」
musica di Renzo Rossellini
監督の弟 レンツォ・ロッセリーニが
音楽を担当している
兄の作品の多くを手がけ 他の監督作品も多い
ワタクシの好きな エリザベス・テイラー
リチャード・バートンの「クレオパトラ」もそうなんです
また オペラや歌曲といったクラシック作品も残しています
このお値打ち品DVDのロッセリーニ監督作品全て
弟さんの作曲によるものです
(「無防備都市」「ドイツ零戦」「神の道化師、フランチェスコ」)
この作品は 第二次世界大戦でドイツ軍を追う連合軍がイタリアを北上する中で
戦争の只中にいるイタリア庶民の体験と心情を映し 全6話で構成されています
第1話は 1943年7月10日の夜
連合軍艦隊がシチリア島南岸を攻撃し
大連合軍がヨーロッパ上陸を開始
夜が明けると 連合軍哨戒隊(しょうかいたい)が
イタリア領地へ侵入する場面から始まります
(哨戒隊=偵察隊)
これは第二次世界大戦で イタリア本国侵入前に
シチリア島に上陸するハスキー作戦であります
………………………………………………………………
第2話 連合軍は間もなくイタリア南部に侵攻
9月8日にナポリへ
爆撃で両親を亡くした子供に靴を盗られたアメリカ人憲兵は
取り戻しに訪れた子供の家の惨状に驚く
黒人憲兵とナポリの子供との交流場面で兵士が歌う
「Nobody knows the trouble l’ve seen」
(我が悩み知り給う)という黒人霊歌が沁みます
子供が 兵士よりもっと悩み多い事を
この時彼は知らない
余談ですが ベルント・アロイス・ツィマーマン作曲の
黒人霊歌と同名のトランペット協奏曲があり
5本のサックスに電子音でジャズや現代音楽を散りばめ
めちゃくちゃカッコいい作品です
(黒人霊歌の名前のみ引用したようで
メロディーは全く違います)
CD化されているものには
●ドミトリー・キタエンコ指揮
フランクフルト放送交響楽団
トランペットはラインホルト・フリードリヒや
●アンドリス・ネルソンス指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ソリストは ホーカン・ハーデンベルガーがあり
すごく素敵な曲です ♪
………………………………………………………………
3話はカッシーノの戦いからローマのアンツィオへ
ここでドイツ軍が降伏し 米兵が街にやって来ます
ローマの女は貧しさから 米兵相手に仕事をします
昔 ローマの美しい女性に世話になった事を懐かしむ米兵
でも今目の前にいる娼婦はまさにその時のフランチェスカ
戦争が女性の人生も狂わせた…
美しいフランチェスカの部屋で
ポロロンと「Stardust」をピアノで奏でるのが
印象的でした
………………………………………………………………
4話 ドイツ軍は連合軍に追い詰められ
イタリア中部を撤退しフィレンツェへ
野戦病院で働く看護師が戦場にいる画家の恋人を心配する話
「ゲリラ軍はサン・ヤコピーノ に居る」
錦糸町のイタリアンの名が出てきて ちょっと驚いた
………………………………………………………………
5話 アメリカの従軍牧師が修道院に泊めてもらう事になります
手土産にハーシーズのチョコレートを差し上げ
返礼に修道院で作ったリンゴのリキュールでもてなされます
従軍牧師の中には修道院を認めないルター派のプロテスタントと
ユダヤ教の人物がいることから 修道院は受け入れがたく混乱します
しかしアメリカ人従軍牧師の1人カトリック教の牧師は
皆 良き友だと言い 修道院の者たちをさとします
修道院は受け入れ アメリカ人従軍牧師は感謝します
戦争中であっても あたたかい心はあるのでした
………………………………………………………………
6話 ポー川まで北上した
イタリアゲリラ隊とアメリカ戦略諜報局は手を組んだが
戦況は思わしくない
ドイツ軍に 縛られ海に突き落とされるシーンが辛い
1944年 戦争が終わる直前の出来事を描く
映画は モノクロームですので
色のない世界で観ているものを明暗で惹きつけるために
光を上手く使うことが効果的なのがわかります
撮影監督は カルロ・ディ・パルマ
DVD観終わると 陽が沈み お月さまが顔を出していました

戦争映画を観た後だけに
静かなで平和な時間に 感謝
🎵 🎵 🎵
戦後社会の現実を描いたイタリア・ネオレアリズモ傑作集
本日も イタリア映画3大巨匠名作集
ネオレアリズモは ファシズム ナチズムに抵抗し
市民の現実を描写したドキュメンタリー調の映画
こうした作品を観て 世界が通って来た戦争の道を
現代の私たちも深く考えることができます

1946年 ロベルト・ロッセリーニ監督
「Paisa (戦火のかなた)」
musica di Renzo Rossellini
監督の弟 レンツォ・ロッセリーニが
音楽を担当している
兄の作品の多くを手がけ 他の監督作品も多い
ワタクシの好きな エリザベス・テイラー
リチャード・バートンの「クレオパトラ」もそうなんです
また オペラや歌曲といったクラシック作品も残しています
このお値打ち品DVDのロッセリーニ監督作品全て
弟さんの作曲によるものです
(「無防備都市」「ドイツ零戦」「神の道化師、フランチェスコ」)
この作品は 第二次世界大戦でドイツ軍を追う連合軍がイタリアを北上する中で
戦争の只中にいるイタリア庶民の体験と心情を映し 全6話で構成されています
第1話は 1943年7月10日の夜
連合軍艦隊がシチリア島南岸を攻撃し
大連合軍がヨーロッパ上陸を開始
夜が明けると 連合軍哨戒隊(しょうかいたい)が
イタリア領地へ侵入する場面から始まります
(哨戒隊=偵察隊)
これは第二次世界大戦で イタリア本国侵入前に
シチリア島に上陸するハスキー作戦であります
………………………………………………………………
第2話 連合軍は間もなくイタリア南部に侵攻
9月8日にナポリへ
爆撃で両親を亡くした子供に靴を盗られたアメリカ人憲兵は
取り戻しに訪れた子供の家の惨状に驚く
黒人憲兵とナポリの子供との交流場面で兵士が歌う
「Nobody knows the trouble l’ve seen」
(我が悩み知り給う)という黒人霊歌が沁みます
子供が 兵士よりもっと悩み多い事を
この時彼は知らない
余談ですが ベルント・アロイス・ツィマーマン作曲の
黒人霊歌と同名のトランペット協奏曲があり
5本のサックスに電子音でジャズや現代音楽を散りばめ
めちゃくちゃカッコいい作品です
(黒人霊歌の名前のみ引用したようで
メロディーは全く違います)
CD化されているものには
●ドミトリー・キタエンコ指揮
フランクフルト放送交響楽団
トランペットはラインホルト・フリードリヒや
●アンドリス・ネルソンス指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ソリストは ホーカン・ハーデンベルガーがあり
すごく素敵な曲です ♪
………………………………………………………………
3話はカッシーノの戦いからローマのアンツィオへ
ここでドイツ軍が降伏し 米兵が街にやって来ます
ローマの女は貧しさから 米兵相手に仕事をします
昔 ローマの美しい女性に世話になった事を懐かしむ米兵
でも今目の前にいる娼婦はまさにその時のフランチェスカ
戦争が女性の人生も狂わせた…
美しいフランチェスカの部屋で
ポロロンと「Stardust」をピアノで奏でるのが
印象的でした
………………………………………………………………
4話 ドイツ軍は連合軍に追い詰められ
イタリア中部を撤退しフィレンツェへ
野戦病院で働く看護師が戦場にいる画家の恋人を心配する話
「ゲリラ軍はサン・ヤコピーノ に居る」
錦糸町のイタリアンの名が出てきて ちょっと驚いた
………………………………………………………………
5話 アメリカの従軍牧師が修道院に泊めてもらう事になります
手土産にハーシーズのチョコレートを差し上げ
返礼に修道院で作ったリンゴのリキュールでもてなされます
従軍牧師の中には修道院を認めないルター派のプロテスタントと
ユダヤ教の人物がいることから 修道院は受け入れがたく混乱します
しかしアメリカ人従軍牧師の1人カトリック教の牧師は
皆 良き友だと言い 修道院の者たちをさとします
修道院は受け入れ アメリカ人従軍牧師は感謝します
戦争中であっても あたたかい心はあるのでした
………………………………………………………………
6話 ポー川まで北上した
イタリアゲリラ隊とアメリカ戦略諜報局は手を組んだが
戦況は思わしくない
ドイツ軍に 縛られ海に突き落とされるシーンが辛い
1944年 戦争が終わる直前の出来事を描く
映画は モノクロームですので
色のない世界で観ているものを明暗で惹きつけるために
光を上手く使うことが効果的なのがわかります
撮影監督は カルロ・ディ・パルマ
DVD観終わると 陽が沈み お月さまが顔を出していました

戦争映画を観た後だけに
静かなで平和な時間に 感謝
🎵 🎵 🎵
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