「煌めきのモダンきもの銘仙」足利市立美術館へ銘仙を着て
- 2016/10/27
- 16:26
群馬県邑楽郡大泉町の安野由美ピアノ教室です (*^_^*)
アロマテラピーサロンや着付け教室を併設致しております
足利市立美術館

20世紀前半に流行した華やかな銘仙
銘仙の産地はここ足利のほかに
群馬の伊勢崎 桐生 埼玉の秩父 東京八王子辺り
2016年は日伊国交樹立150年に当たる年で
本展は 4月から6月に ローマ日本文化会館で開催された
「VIVID MEISEN」の凱旋披露となります
イタリアと銘仙の繋がりとは…
銘仙の最大の魅力はそのデザイン
染織業の図案を研究する施設「図案調整所」を
足利市に設立したのは明治39年
その設立に尽力したのが
京都に生まれ フランスで織物技術を学び、
足利の栃木県工業学校の初代校長に就任なさった
「近代織物の父」と呼ばれる近藤徳太郎(1856-1920)
この「図案調整所」のモデルになったのは
イタリア・コモの「国立絹織物学校」でした
デザインを重要視するイタリアからの影響が
銘仙の発展に繋がりました
本展では 多くの図案家たちが研究に使った
「宗達光琳屏画集」をはじめとする図案集の展示がありました
明治後期に染織図案家が誕生するも、
反物の図案を考案する着尺図案家はまだ存在しませんでした
大正に至ってようやく活躍するようになり
図案調整所の設立は 足利が明治39年(1906)
桐生が大正4年(1915) 伊勢崎は大正8年(1919)になります
絣技術の発展 化学染料と機械式織機という最新技術の導入で
きらびやかに花開いた銘仙
百貨店と図案家 織物産地が連携を計りながら流行を作ることは
現代マーケティングの走りでありました
宣伝は目と耳に訴える事で効果を狙いました
レコードの作成には 人気歌手の 市丸さんや勝太郎さんを起用し
鏑木清方 伊東深水といった画家に美人画を描かせ
ポスターのモデルには田中絹代 水谷八重子などの
女優さんを起用することで 宣伝効果は上がりました
宣伝に使ったレコードやポスター 美人画の展示を見ることができます
銘仙にはいろいろな技法があります
緯総絣・ 併用絣・ 解し絣・ 締切絣・ 板締絣・ 括り絣 など…
仮織された経糸に型紙で捺染して 絣糸としますが
その型紙というのは 彫り師が 図案から色数分を型紙(伊勢の柿渋紙)に型彫りします
その型紙と 捺染した経糸の展示がありました
2Fロビーでは秩父の復刻銘仙や伊勢崎銘仙についてのDVD上映もあり
一時代を築いた銘仙の足跡を垣間見ることができます
美術館を後にして 歩いてすぐの 「蝶や」で昼食です



着物も羽織も銘仙で
帯は松ぼっくり柄


アロマテラピーサロンや着付け教室を併設致しております
足利市立美術館

20世紀前半に流行した華やかな銘仙
銘仙の産地はここ足利のほかに
群馬の伊勢崎 桐生 埼玉の秩父 東京八王子辺り
2016年は日伊国交樹立150年に当たる年で
本展は 4月から6月に ローマ日本文化会館で開催された
「VIVID MEISEN」の凱旋披露となります
イタリアと銘仙の繋がりとは…
銘仙の最大の魅力はそのデザイン
染織業の図案を研究する施設「図案調整所」を
足利市に設立したのは明治39年
その設立に尽力したのが
京都に生まれ フランスで織物技術を学び、
足利の栃木県工業学校の初代校長に就任なさった
「近代織物の父」と呼ばれる近藤徳太郎(1856-1920)
この「図案調整所」のモデルになったのは
イタリア・コモの「国立絹織物学校」でした
デザインを重要視するイタリアからの影響が
銘仙の発展に繋がりました
本展では 多くの図案家たちが研究に使った
「宗達光琳屏画集」をはじめとする図案集の展示がありました
明治後期に染織図案家が誕生するも、
反物の図案を考案する着尺図案家はまだ存在しませんでした
大正に至ってようやく活躍するようになり
図案調整所の設立は 足利が明治39年(1906)
桐生が大正4年(1915) 伊勢崎は大正8年(1919)になります
絣技術の発展 化学染料と機械式織機という最新技術の導入で
きらびやかに花開いた銘仙
百貨店と図案家 織物産地が連携を計りながら流行を作ることは
現代マーケティングの走りでありました
宣伝は目と耳に訴える事で効果を狙いました
レコードの作成には 人気歌手の 市丸さんや勝太郎さんを起用し
鏑木清方 伊東深水といった画家に美人画を描かせ
ポスターのモデルには田中絹代 水谷八重子などの
女優さんを起用することで 宣伝効果は上がりました
宣伝に使ったレコードやポスター 美人画の展示を見ることができます
銘仙にはいろいろな技法があります
緯総絣・ 併用絣・ 解し絣・ 締切絣・ 板締絣・ 括り絣 など…
仮織された経糸に型紙で捺染して 絣糸としますが
その型紙というのは 彫り師が 図案から色数分を型紙(伊勢の柿渋紙)に型彫りします
その型紙と 捺染した経糸の展示がありました
2Fロビーでは秩父の復刻銘仙や伊勢崎銘仙についてのDVD上映もあり
一時代を築いた銘仙の足跡を垣間見ることができます
美術館を後にして 歩いてすぐの 「蝶や」で昼食です



着物も羽織も銘仙で
帯は松ぼっくり柄


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