「黒部の太陽」に見る高峰三枝子 樫山文枝の着物
- 2017/10/15
- 17:26
群馬県邑楽郡大泉町の安野由美ピアノ教室です (*^_^*)
アロマテラピーサロンや着付け教室を併設致しております
この映画は
戦後の焼けあとから
国土を復興し
文明を築いてゆく
日本人たちの
勇気の記録である
と 始まる
三船敏郎 石原裕次郎の2大スターが競演する
熊井啓監督 映画「黒部の太陽」

関西地方に電力が足りず 水力発電による電力確保が急がれました
関西電力 黒部川第4発電所 通称「くろよん」は世紀の大事業でした
その資材や機械を搬送するためのトンネル工事は困難を極め
そこを撮ったのがこの映画「黒部の太陽」であります
昭和38年5月竣工と決め
昭和31年6月 着工しました
北川(三船敏郎さん)の奥様 加代(高峰三枝子さん)と
その長女 由紀(樫山文枝さん)が
着物姿で登場なさいます
特別なお着物をお召しではありません
昭和30年代初頭 日常着が和洋折衷の時代を
自然な姿で見ることができます
半衿は細く出す着付け方でした

👘 家に仕事仲間を呼んで歓談している場面では
北川も和服でくつろいでいます
北川の長女由紀さんに婿さんを という話になり
土木事業所の親方 岩岡の息子 剛(たけし 石原裕次郎さん)が呼ばれます
剛は京大を出て図面書きをしている優秀な人
黒部にダムを作る話を聞き
この辺りは破砕帯(はさいたい)があり危険だと諭しますが
結局 自ら指揮を執り工事に携わっていきます
以前 黒部第3発電所を掘った経験のある 森(宇野重吉さん)。
第3は岩盤温度が160度という高熱地帯であったそうで
地獄であった と 当時を回想します
今回は息子(寺尾聡さん)がこの事業に参加
宇野重吉さんと寺尾聡さんが役の上でも親子を演じています
トンネル工事はというと
懸念されていた破砕帯についにぶち当たります
破砕帯はフォッサマグナ すなわち
糸魚川 静岡線の断層地帯に関連したもので
地下水を大量に含む軟地盤で
工事は難航します
昭和32年12月2日午後2時35分破砕帯突破!
破砕帯の幅は82.6mでした
昭和33年2月27日 着工から1年8か月かけ ようやくトンネルが開通
資材や機械を運搬できるようになり
その後黒ヨン工事は着々と進んでいきます
〜 お着物好きの見どころ 〜
👘 友禅流しの前で語り合う剛と由紀
赤い小紋が可愛らしい
👘 工事の見通しが立ち
結婚式の日取りを知らせる剛からの手紙を読むシーンでは
由紀が 赤い紬に白い帯です
👘 剛と由紀が結婚します
結婚式の花嫁衣装と お母様の留袖を見られます
〜 クラシック音楽が2曲流れました 〜
♫ 音楽は黛敏郎さんですが
2曲 クラシックが流れます
剛が友人と酒を酌み交わすバーで ピアニストが弾く曲は
ショパンのノクターン9番ロ長調作品32-1
素敵に演奏され 印象的です
もう1曲は 「美しく青きドナウ」でした♪
〜 酒好きが気になったシーン 〜
🍶開通祝いの祝酒は秋田県の「新政」でした (^_^)
積まれた樽酒がバーンと画面に映りました (^o^)
先日観た「あゝ野麦峠」は 明治後期から昭和に
女工として生糸を紡いで 日本経済を支えた話
「黒部の太陽」は殉職者を171名も出しながら
土木に携わる男たちが 命を張って挑んだ大プロジェクト
先人の命をかけたお仕事のおかげで
こうして私たちは幸せに暮らしております
感謝いたします
アロマテラピーサロンや着付け教室を併設致しております
この映画は
戦後の焼けあとから
国土を復興し
文明を築いてゆく
日本人たちの
勇気の記録である
と 始まる
三船敏郎 石原裕次郎の2大スターが競演する
熊井啓監督 映画「黒部の太陽」

関西地方に電力が足りず 水力発電による電力確保が急がれました
関西電力 黒部川第4発電所 通称「くろよん」は世紀の大事業でした
その資材や機械を搬送するためのトンネル工事は困難を極め
そこを撮ったのがこの映画「黒部の太陽」であります
昭和38年5月竣工と決め
昭和31年6月 着工しました
北川(三船敏郎さん)の奥様 加代(高峰三枝子さん)と
その長女 由紀(樫山文枝さん)が
着物姿で登場なさいます
特別なお着物をお召しではありません
昭和30年代初頭 日常着が和洋折衷の時代を
自然な姿で見ることができます
半衿は細く出す着付け方でした

👘 家に仕事仲間を呼んで歓談している場面では
北川も和服でくつろいでいます
北川の長女由紀さんに婿さんを という話になり
土木事業所の親方 岩岡の息子 剛(たけし 石原裕次郎さん)が呼ばれます
剛は京大を出て図面書きをしている優秀な人
黒部にダムを作る話を聞き
この辺りは破砕帯(はさいたい)があり危険だと諭しますが
結局 自ら指揮を執り工事に携わっていきます
以前 黒部第3発電所を掘った経験のある 森(宇野重吉さん)。
第3は岩盤温度が160度という高熱地帯であったそうで
地獄であった と 当時を回想します
今回は息子(寺尾聡さん)がこの事業に参加
宇野重吉さんと寺尾聡さんが役の上でも親子を演じています
トンネル工事はというと
懸念されていた破砕帯についにぶち当たります
破砕帯はフォッサマグナ すなわち
糸魚川 静岡線の断層地帯に関連したもので
地下水を大量に含む軟地盤で
工事は難航します
昭和32年12月2日午後2時35分破砕帯突破!
破砕帯の幅は82.6mでした
昭和33年2月27日 着工から1年8か月かけ ようやくトンネルが開通
資材や機械を運搬できるようになり
その後黒ヨン工事は着々と進んでいきます
〜 お着物好きの見どころ 〜
👘 友禅流しの前で語り合う剛と由紀
赤い小紋が可愛らしい
👘 工事の見通しが立ち
結婚式の日取りを知らせる剛からの手紙を読むシーンでは
由紀が 赤い紬に白い帯です
👘 剛と由紀が結婚します
結婚式の花嫁衣装と お母様の留袖を見られます
〜 クラシック音楽が2曲流れました 〜
♫ 音楽は黛敏郎さんですが
2曲 クラシックが流れます
剛が友人と酒を酌み交わすバーで ピアニストが弾く曲は
ショパンのノクターン9番ロ長調作品32-1
素敵に演奏され 印象的です
もう1曲は 「美しく青きドナウ」でした♪
〜 酒好きが気になったシーン 〜
🍶開通祝いの祝酒は秋田県の「新政」でした (^_^)
積まれた樽酒がバーンと画面に映りました (^o^)
先日観た「あゝ野麦峠」は 明治後期から昭和に
女工として生糸を紡いで 日本経済を支えた話
「黒部の太陽」は殉職者を171名も出しながら
土木に携わる男たちが 命を張って挑んだ大プロジェクト
先人の命をかけたお仕事のおかげで
こうして私たちは幸せに暮らしております
感謝いたします
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