役者色
- 2018/01/17
- 23:59
群馬県邑楽郡大泉町の安野由美ピアノ教室です (*^_^*)
アロマテラピーサロンや着付け教室を併設致しております
歌舞伎役者が流行らせた色があります
江戸風俗や事物の百科事典「守貞謾稿」によれば
文化 文政 天保年間に
歌舞伎役者にちなんだ役者色が流行した とあります

江戸時代 歌舞伎は大変人気があり
役者の衣装や持ち物に使われた色は
大衆がこぞって真似をしました
色味が微妙に違う様々な茶色をはじめ
たくさんの役者色が生まれ 流行しました
「大和柿」は柿色を薄くしたような橙色で
江戸後期の三代目坂東三津五郎が好んだ色です
屋号の大和屋からついた色名
「離寛茶」は抹茶に茶を混ぜたような色で
江戸時代後期 二世嵐吉三郎(俳名 離寛)が好んだ色
「芝翫茶」は くすんだ赤茶色で
三代目中村歌右衛門が好んだ色
歌右衛門の俳名から取った名前
もちろん 現在は中村芝翫は歌舞伎の名跡です
「路考茶」は 鶯色(うぐいすいろ)のような緑がかった茶色で
二代目瀬川菊之丞(王子路考)が愛用しました
「岩井茶」は 茶がかった黄緑色
五世岩井半四郎が愛用して流行
「升花色」は 灰がかった薄い青
升 でもわかるように 市川家の色です
五世市川團十郎が用いて評判になった色です
「團十郎茶」は こちらも市川家が用いた灰がかった柿色で
「柿渋茶」とも言います
「梅幸茶」は 初代尾上菊五郎(俳名 梅幸)好みの 茶がかった萌黄色
役者さんは芸名の他に 屋号と俳名(はいみょう)を持ちましたので
尾上菊五郎さんは 音羽屋梅幸 と呼ばれました
梅幸茶は セーラー万年筆のオリジナルインクにもあり
セーラーのインクブレンダー 石丸治さんが
江戸時代の流行色を現代に再現なさいました
浅葱色が全盛の頃に流行らせた萌黄色は 大流行したのだとか



また 今話題の高麗屋
高麗屋ゆかりの「高麗納戸」
暗く くすんだ青緑は
四代目松本幸四郎が「鈴々森」で纏った衣装の色だそうです
渋めのお色が多く
ワタクシに似合う色がないのですが (>_<)
教室で 様々な和の色をお見せする都合上
着るようにしています (^-^)
役柄の衣装や持ち物が評判を呼んで
客を魅了した色=役者色 を
楽しんでみませんか ✨


♫ ♫ ♫
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歌舞伎役者が流行らせた色があります
江戸風俗や事物の百科事典「守貞謾稿」によれば
文化 文政 天保年間に
歌舞伎役者にちなんだ役者色が流行した とあります

江戸時代 歌舞伎は大変人気があり
役者の衣装や持ち物に使われた色は
大衆がこぞって真似をしました
色味が微妙に違う様々な茶色をはじめ
たくさんの役者色が生まれ 流行しました
「大和柿」は柿色を薄くしたような橙色で
江戸後期の三代目坂東三津五郎が好んだ色です
屋号の大和屋からついた色名
「離寛茶」は抹茶に茶を混ぜたような色で
江戸時代後期 二世嵐吉三郎(俳名 離寛)が好んだ色
「芝翫茶」は くすんだ赤茶色で
三代目中村歌右衛門が好んだ色
歌右衛門の俳名から取った名前
もちろん 現在は中村芝翫は歌舞伎の名跡です
「路考茶」は 鶯色(うぐいすいろ)のような緑がかった茶色で
二代目瀬川菊之丞(王子路考)が愛用しました
「岩井茶」は 茶がかった黄緑色
五世岩井半四郎が愛用して流行
「升花色」は 灰がかった薄い青
升 でもわかるように 市川家の色です
五世市川團十郎が用いて評判になった色です
「團十郎茶」は こちらも市川家が用いた灰がかった柿色で
「柿渋茶」とも言います
「梅幸茶」は 初代尾上菊五郎(俳名 梅幸)好みの 茶がかった萌黄色
役者さんは芸名の他に 屋号と俳名(はいみょう)を持ちましたので
尾上菊五郎さんは 音羽屋梅幸 と呼ばれました
梅幸茶は セーラー万年筆のオリジナルインクにもあり
セーラーのインクブレンダー 石丸治さんが
江戸時代の流行色を現代に再現なさいました
浅葱色が全盛の頃に流行らせた萌黄色は 大流行したのだとか



また 今話題の高麗屋
高麗屋ゆかりの「高麗納戸」
暗く くすんだ青緑は
四代目松本幸四郎が「鈴々森」で纏った衣装の色だそうです
渋めのお色が多く
ワタクシに似合う色がないのですが (>_<)
教室で 様々な和の色をお見せする都合上
着るようにしています (^-^)
役柄の衣装や持ち物が評判を呼んで
客を魅了した色=役者色 を
楽しんでみませんか ✨


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